Omori midori Omori midori 2025年11月発行予定 | お申し込みはこちら | 画集制作にあたって 差出人: 大森翠送信日時: 2021年8月11日水曜日 21:46宛先: ‘Makoto Omori’ (長兄)私の画集を出さないか?という声があり、56年分の整理の段階で疲れ果てています。歴史に残る仕事なら、勝手に画集が出る、美術館が出来る、と思っている方なので、自ら作るのは恥ずかしいことだと云う気がしますが、私が死んだら絵がまず無くなるので画集も美術館も作り様がないのと、今の美術家や評論家を見ていると、我々の時代の作家の絵を見なおすことも決して無いな、と思われるので(私は望まずして美術の時代の変革のハザマに生きました。次の時代の輩は変にもてはやされたので謙虚さが無い。)自分で残すことにするか、と思いかけています。作品を作る方にも今大変乗っているので、過去の整理をしている時間がもったいない!翠 この画集は、遺された作品の収蔵先をみつける目的で制作しました。画集を観てもらい評価して頂ける美術館に実物を受け入れて頂くための所謂カタログです。とはいえ、この画集を手に取って頂いた方々に何度も作品ページを開いて観て頂けるように考えて作りました。画集の冒頭には、潮江宏三先生から「大森翠の絵画」と題してご寄稿頂きました。本画集の制作にご協力頂いた、病院、学校、事業所、美術館、ギャラリー、先生、知人、友人、親戚、出版に関わる全てに携わって頂いた関係者の方々へ、こんな素敵な画集が出来上がったことが本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。 大森 剛 画集イメージ About 大森 翠 | Omori Midori 1945年大阪府吹田市に生まれる。京都市立芸術大学洋画科卒。卒業展で銀賞受賞。卒業後、フランス政府の給付留学生として国立ニース美術学校と国立パリ高等美術学校に学ぶ。京都市立芸術大学および京都造形芸術大学にて長年教育・研究に従事する傍ら、地域における造形教育にも尽力。留学後、国内外において個展・グループ展を多数開催。作品は京都市美術館(京都市京セラ美術館)等に収蔵されている。晩年に至るまで創作活動を継続し、2022年に遺作展が開催された。 お申し込みはこちら 大森翠 画集お申し込みはこちら